伊達政宗公の愛馬が眠る蠣崎神社に行ってみた

公開日: / 最終更新日:2014/03/23 仙台・宮城, 歴史 , , ,

伊達政宗公の愛馬「五島」

政宗公が乗っている馬は、家臣の後藤信康からの献上馬で「五島号」という。
五島の家来に新蔵という馬の育て方がうまい者がいて、その中でも良く出来た馬を献上したらしい。昔から奥州は馬の産地として有名であり奥州馬として武将に人気があった。その昔、源頼朝にも献上されたという話がある。
政宗公は若い頃、戦に出かけるときはいつも五島号に乗っていたが、大坂の陣のときはさすがの五島も老齢で、「此の度の戦は長旅になる、そちも老齢の故、今回は留守を申しつける」と言い残して政宗公は大阪に出発していった。
残された五島号は、自分はもう昔のように政宗公のお役に立つことは出来ないのかと悲観し、馬屋を飛び出して崖から飛び降りて死んでしまったという。(出陣できなかった後藤信康が、抗議のために乗って飛び降りたという説もある)
大阪から帰ってきてこれを知った政宗公は五島号を哀れに思い、飛び降りた場所が「蛎崎」という所だったため、そこへ蠣崎神社を造って祀り、追廻(馬の訓練場だった)の馬の守り神とした。
明治に入って軍が一帯を管理し始めると、明治18年(4年の説もある)に片平丁に移転させられ、元の場所には小さな祠が残された。

愛馬のお話は、伊達武将隊の政宗さまがお話しされていたのを聞いたのが最初だったと思います。
書いてあるものによっては五島ではなく後藤と記されていたり、カッコ書きされていたりしていますが、献上した後藤さんから名前を取ったことには違いなさそう。神社にも「五島」と書いてあるからきっと「五島」なんだろうなと思っています。ただ、「後藤黒」や「五島黒」という名前も見かけます。
名字が「五島(後藤)」で名前が「黒」?読みは「ごとうくろ」らしいです。

それにしても悲しいお話しですね。

蠣崎稲荷神社(かきざきいなり)

五島が飛び降りたという「蠣崎」という場所は、青葉山公園のテニスコート近くにあります。ちょうどクラブハウスの向かい側あたりになります。駐車場のそばの斜面に赤い鳥居があります。
蠣崎神社入口

鳥居をくぐって振り返るとこんな感じ。
蠣崎神社鳥居

そして、なんとなく道っぽいところを先に進むとまた鳥居が。
蠣崎神社鳥居

鳥居の先に見えるものは小さな祠。
蠣崎神社

蠣崎神社

祠自体はそんなに古さを感じさせないですが、鈴緒はボロボロになっているものもあります。「蠣崎稲荷大明神」と書かれた扁額みたいなものも置いてありました。
蠣崎神社
賽銭箱はないですが、この時は小銭が置かれてました。箒が側に置かれていたりぶら下がっていたり、今でも訪れる方がいらっしゃることがわかります。

こんな崖に五島は飛び降りたのですね・・・
蠣崎神社

この横に石碑がありました。「五島」という文字も刻まれています。
蠣崎神社

去年だったか、夏場に行こうとしたのですが、草がボーボーで断念したことがあります。今回行ってみてそんなに山奥に入るわけじゃないのがわかりました。虫とか気になる方は冬の方がいいかなと思います。

馬上蛎崎神社

「うばがみかきざきじんじゃ」と読みます。明治に入り、青葉山から移転した現在の神社で、片平の良覚院丁公園のお隣にあります。
馬上蛎崎神社 馬上蛎崎神社

神社の由来も書いてあります。
馬上蛎崎神社

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