臥龍梅を見に宮城刑務所に行ってきた
若林城跡である宮城刑務所に、臥龍梅と呼ばれる朝鮮ウメがありますが、今日見てきました。
花が咲いてた!満開!!(・・・をちょっと過ぎたくらい)
3月18日、宮城刑務所近辺の町内会が招待され、100名近い方たちが来ていたのですが、ワタクシも申し込んで見てきました。
伊達政宗公ゆかりの臥龍梅はたくさんあるけれども、国の天然記念物であり、塀の中にあるこの臥龍梅の花が咲いてる時期を見られるなんて、そうあることではありません。
臥龍梅については数年前にちょっと調べてまとめたことがあるのですが
伊達政宗公の臥竜梅(朝鮮ウメ)
ここの臥龍梅は刑務官と受刑者しか咲いてるところは見られないと思っていたので、ほんとすごいラッキーだったと思います。
今日は天皇皇后両陛下の訪問とか、仙台駅のS-PAL東館オープンとか大きなニュースもあったけど、負けてないw
臥龍梅を見ていた時間は多分5分くらい、かと思います。
花の数は昔に比べたら減っているのかもしれないということでしたが、大きな木いっぱいに咲いていて本当に見事。
そして梅のいい香りがしました。
あとね、蟠龍(はんりょう)の松。
こっちも臥龍梅に行く途中なのでもちろん見ました。
所内は携帯やカメラの持ち込みは禁止なので、咲いてるところを写真に収めることはできませんが、ポストカードをお土産にいただきました。
2015年11月の矯正展でも花が咲いているときのポストカードをいただいていますが、臥龍梅を撮った角度が違っているのと、紙質がバージョンアップしてました。印刷きれい。
で、写真は撮れないけれど、持ち帰ってきましたよ、落ちてた梅の花を(笑)
持ち帰って写真撮るまでにすごい時間が経ってしまったのでシナシナですけど…
臥龍梅を見てすぐ解散だと思っていたのですが、まず会議室に通され、宮城刑務所の歴史や、受刑者が入所してからどんな作業や訓練を受けているのかなどのお話しもありました。
メインで説明をしていただいたのは、ブラタモリにも出演されていた庶務課長さん。
今回、このような会を開くのは初めてのようですが、今年梅の開花が早かったために実現できたようです。
臥龍梅の開花は毎年3月下旬。そうなると人事異動があったりで開催が難しいのだそう。
ぜひ来年も早めに咲いてほしいところ(笑)
宮城刑務所の入り口付近にも梅の木があるのですが、こちらも所内の臥龍梅と関係があるとのこと。
どうやら刑務所庁舎の移転時にここに植えられたようですが、根元のほうがすごくうねっているし、気になっていたので謎が解けてよかったです。
来年もし中に入れなかったとしても、ここを見れば「ああ今ごろ咲いているんだな」と感じられるはず。
その梅の写真は載せません。刑務所施設は一応撮影禁止なので・・・
じゃあ、梅だけ・・・と一言断れば許可もらえるかというとそれも多分ダメです。
施設外で撮った写真にたまたま梅が入ってた風なら多分大丈夫、というか、おそらく注意はされないと思いますが。
一番最後に総務部長さんだったかな?ちょっと忘れてしまいましたが
「地域に根ざした刑務所を目指してこれからもがんばっていきます。宮城刑務所をこれからもどうぞよろしくお願いします」
と言っていたのが妙におかしくて、すごく心に残ってしまいました。
宮城刑務所は明治12年に宮城集治監として開設されましたが、東京集治監とともに日本で最初にできた施設ですごく歴史があります。
ブラタモリでもそんなこと言ってたと思いますが、ここが刑務所だったおかげで臥龍梅もこうやって生き続けているわけです。
(近辺は宅地開発も進んでるし、隣に小学校があったりするけどね。昔移転しろって運動もちょこっとあったな・・・)
個人的にこの刑務所はいろいろ思い入れもあったりするので、このままずっとこの場所にあって欲しいと思っています。
私は臥竜梅という字をよく使うのですが、「臥龍梅を見る会」という名前だったので、今回は臥龍梅と書いてます。
「臥龍梅」「臥竜梅」「がりょうばい」「がりゅうばい」
諸説あるそうです。
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