大雪の仙台城址
仙台では78年ぶりに35センチに達するという、記録的な積雪となりました。
昔はたまに除雪車見かけたような記憶があるんですけど、どうでしたっけね。
こんな大雪の仙台城をぜひ見たい!と思い、無謀ながら徒歩で行ってきました。
途中、国際センターから大手門に向かう辺りで、乗り捨てられた車や、スリップして進めなくなっている車もいて、今回の大雪のすごさを実感しました。さらさらで滑るんでしょうねえ。
日本のフィギュアスケート発祥の地である「五色沼」。どんな具合か近づいてみようとしましたが、雪が深すぎて断念。
さらに登って「大手門隅櫓」を左へ。
ここまでは車道の端を歩いたりできたのですが、この先は車は進入禁止の場所。一応誰かが歩いた跡はあるのですが、なんとも歩きにくい・・・
仙台市博物館と合流するあたりにあったバリケードが埋もれてました。
そして、いつもの倍近い時間をかけながら本丸跡に到着しました。
護国神社の鳥居をくぐり、階段だかなんだかわからないところを登ります。
ある程度想像していたのですが、一面真っ白で、どこから足を入れていいのかわからなくなりました。
誰かが入った形跡もなかったです。
ですが、ここまで来たら、騎馬像の近くまで行きたいし、仙台の街も見たいと思って突き進みました。
さて、ここで伊達政宗公の騎馬像のお話しを少し。
ここにある伊達政宗公の騎馬像は、仙台城が完成して入城する37歳の政宗公を銅像にしたもの。昭和10年5月に完成しますが、昭和19年に金属類回収令により応召されて、台座のみが残されます。その後、平服姿の政宗公立像が建立されましたが、昭和39年、現在の姿である二代目の騎馬像が完成しました。
そうそう、現在の騎馬像は二代目なのですよね。
初代の騎馬像は戦後になって塩竃市の鉄くず置き場に放置されているのが見つかります。胸から上しか残っていませんが、今でも仙台市博物館の庭園で見ることができます。同じ型から作られているのに、初代と二代目では違うところがあるんです。この話はできればまたの機会に。
二代目騎馬像が登場したのは50年ほど前。78年ぶりの記録的な大雪は、二代目騎馬像も初体験なのですね。
そして初代騎馬像は、建立された次の年に78年前の大雪を見ているんです。
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