宮城県知事公館に行ってきた

公開日: / 最終更新日:2014/04/15 仙台・宮城, 歴史 , , , ,

仙台市青葉区にある宮城県知事公館
ここって結婚式とかで貸切になってなければ、敷地内を見学することができるんですけど、私は庭しか見たことがなく、建物の中へは事前に予約でもしないと入れないって思ってました。
なので、結婚式にでも呼ばれない限り、建物の中に入ることはないんだろうろうな、と。
宮城県知事公館
ところがこの前は、職員の方が声を掛けてくれて、忙しい中、建物の中を案内してくださいました。
「ゆっくり回れませんが」と、かなりのかけ足でしたが、初めて知事公館に潜入しました。
大正時代に建てられてから何度か修復されているそうですが、建物の中も外観と同様にレトロな雰囲気です。
中の写真は撮ってきましたが、職員さんにネット公開はしてもいいかどうかわからないって言われてしまったので、公開は控えます。宮城県の公式サイトに写真が載っていますので、そちらをご覧になるといいと思います。

結婚式が行われる洋室はテーブルコーディネイトされていました。
個人でここを貸し切って結婚式を行うのは難しいような噂も耳にしますね。某M社が独占状態で予約してるとかなんとか。見学の方がいつ見えても大丈夫なようにしているのかな?と思えるような状態でした。

和室では、つい最近ドラマの撮影が行われたようです。3月29日に放送予定だとか。

そして貴賓室。皇族の方が来館する際に使われる部屋だそうで、応接セットがあります。また知事が座るらしいのですが、社長の椅子とデスクみたいのもありました。

各部屋には絵画が飾られています。宮城ゆかりの画家だったり、風景が描かれていました。それから宮城の工芸品などもありました。
ゆっくり絵を眺める時間はありませんでしたが、職員さんにひとつひとつ丁寧に解説していただきました。

その後、お庭のほうをぶらっと見ていたのですが、職員さんが教えてくれて初めて気づいたのが正門の屋根瓦に「うさぎ」がいるということ。正門は外から何度も見ていたのですが、シャチホコにばかり目が行って、留瓦(っていうんでしょうか)は気に留めていなかったんです。
宮城県知事公館正門 宮城県知事公館正門の瓦
詳しい説明は聞かなかったのですが、伊達政宗公が「卯年」生まれだそうで、それで「うさぎ」というようなことを仰ってました。
宮城県知事公館正門留瓦

こんなかわいいうさぎが表側と裏側の左右4ヶ所にいらっしゃいます。

追記 2014年4月15日
この「うさぎ」の瓦は波に見立てた瓦を渡るうさぎということで、
「波うさぎ」というのだそうです。
以下、青葉区八幡六丁目にある「文殊堂」に説明が書いてありました。この文殊堂は卯年(1603年)に開山され、本堂の屋根の上には「波うさぎ」が乗っています。

ウサギは月と関係が深く、中国の陰陽五行説では、火は太陽を、月は水を表します。そこから、ウサギは水とゆかりのある動物とされ、屋根に上げて火ぶせ願いました。ウサギが逆立ちしている姿に「うだつ」を重ね、「うだつが上がる」の願いが込められているとの説もあります。

こちらの説明を見ると、波うさぎは「芭蕉の辻」に昔あった豪商の店の屋根や、奈良の法隆寺でも使われているようです。

—– 追記ここまで —–

この正門は仙台城から移築されたものですが、実際にはどこにあった門なのかわかっていないそうです。寅の門を移築したともいわれていますが、寅の門なのにうさぎ(卯)なんですね。
鯱は昭和46年に屋根の修理が行われた際にのせられたものだそうです。

どこから移築されたにしても、仙台城の遺構はほとんど残っていませんので、貴重なものですね。

宮城県知事公館となるまでの歴史は古く、元禄8年(1695年)に仙台藩四代藩主伊達綱村の家臣である田村内蔵允顕行(たむらくらのすけあきゆき)が藩主の命により邸宅を普請したことから始まります。

明治時代には尚絅女学院の前進である尚絅女学校として使われました。庭には十字架を模した池があるのですが、そのころに作られたのかもしれないとのこと。キリスト教系の学校らしいですね。結構大きな金魚たちがいるのですが、寒いせいか近寄ってもあんまり動きませんでした。。。
宮城県知事公館の池

建物は大正時代に現在の形となりますが、第二師団長官舎、駐留軍東北司令官官舎、県児童会館を経て、昭和40年から「知事公館」として使われています。
現在は結婚式場の印象が強い(私だけ?)のですが、いわゆる迎賓館です。

こちらの写真は玄関とは逆の南側。晴れた日にはこのあたりで人前式を行うようです。
宮城県知事公館

庭園はこの300年という長い時間をかけて作られたもの。四季を感じる風景も見どころなので、散歩するのも楽しいと思います。
こちらは2013年の桜と紅葉の時期に撮ったものです。
2013年4月・桜 2013年11月・紅葉

これまで何度か足を運んだところでも、詳しい話を聞いたりすると、今まで知らなかったことが見えてきますね。
お話しを聞いて、あとで自分で調べたこともあるのですが、職員さんのおかげでいい勉強になりました。

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